学校に入学してからも、
幼なじみの男の子とは
放課後になると、ほぼ毎日のように一緒に遊んでいました。
お母さん同士の中では、
その子が私のお世話役のような存在だったらしくて、
私はその子の後ろをついていくことが多かった気がします。
ずっと一緒にいたからか、
周りから冷やかされることもよくありました。
でも私は、
その意味もよく分からないまま、
ただ一緒にいられることが当たり前だと思っていました。
その子がしているゲームを、
横からじっと見ていたり、
公園では何人かで集まって、
秘密基地を作ったりもしました。
夢中になりすぎて、
近所の人に怒られることもあったけど、
それも含めて楽しい時間でした。
そんな日々が、ずっと続くと思っていました。
そしていつの間にか、
その頃には私にとって、
その男の子は特別な存在になっていました。
でも——
小学校3年生の夏休み、
その子が転校することになりました。
あまりにも突然で、
ちゃんと実感する間もなく、
気づいたら、もういなくなっていました。
それからというもの、
心にぽっかり穴が空いたような気持ちが続きました。
当たり前だった存在が、
当たり前じゃなくなったとき、
こんなにも寂しくなるんだと、
このとき、初めて知りました。
そして——
その後の私の小学校生活は、
とても大変なものになっていきました。
当たり前のように一緒にいた人がいなくなることは、
子どもにとっても大きな変化なんだと、今なら思います。
あのときの私は、
その気持ちをうまく言葉にできませんでした。
そばにいる人との時間は、
当たり前のようで、当たり前じゃないのかもしれません。
あの頃の私は、
そんなことを考えることもありませんでした。
この出来事は、
その後の私の学校生活を大きく変えていくことになります。
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