やさしい物語を、少しずつ更新しています。

【発達障害と感覚過敏】大人になって気づいた感覚過敏|光・音・匂いに悩んだ体験談ー第23話ー

🌸人生の物語

はじめに

私は大人になってから、自分に感覚過敏の特性があることを強く意識するようになりました。

子どもの頃から「苦手なものが多い人」だと思っていましたが、発達障害について学ぶ中で「あの頃の困りごとには理由があったんだ」と気づくことができました。

今回は、私が子どもの頃から感じていた感覚過敏についてお話ししたいと思います。

教室の光がまぶしくて黒板が見えなかった

小学生の頃、教室ではカーテンを閉めていても日の光がまぶしく感じることがありました。

周りの友達は普通に黒板を見ているのに、私は光が気になって文字が見えにくいことがよくありました。

当時は「目が悪いのかな?」くらいに思っていましたが、今思えば視覚的な刺激に敏感だったのかもしれません。

給食の匂いがつらかった

給食の時間も苦手なことがありました。

当時は汁物などのおかずが大きな金属製の容器に入って教室まで運ばれてきていました。

私は食材そのものの匂いよりも、食材の匂いと金属の匂いが混ざった独特の匂いが苦手でした。

その匂いを嗅いだだけで気持ち悪くなることもありました。

もともと好き嫌いも多かったため、給食の時間は楽しいというよりも頑張る時間だったように思います。

大きな音が怖かった

私は昔から大きな音が苦手でした。

クラスメートの大声も怖く感じることがありましたし、チャイムの音も得意ではありませんでした。

ただ、チャイムは毎日決まった時間に鳴るので、ある程度は心の準備ができました。

それよりも苦手だったのが予測できない大きな音です。

例えば、

  • 運動会の爆竹
  • スターターのピストル音
  • 拡声器の音

などは本当に苦手でした。

急に大きな音が鳴ると、体がびくっと反応してしまいます。

今でも苦手な音がある

音の中でも特に苦手なのが、

  • 黒板とチョークがこすれる音
  • 金属同士が擦れる音

です。

今でも聞くとゾワッとしてしまいます。

実は食事のときも同じです。

ケーキを食べるときに、アルミの容器と金属製のフォークやスプーンが擦れる感覚が苦手です。

味というよりも感覚的な不快感に近いかもしれません。

そのため、自宅ではできるだけプラスチック製のフォークやスプーンを使うようにしています。

人の声が聞き取れないこともある

私は周囲がガヤガヤしている場所が苦手です。

特に困るのが、人の声を聞き取る場面です。

周りが騒がしいと、相手の話し声や電話の声がうまく聞き取れなくなります。

中でも機械から流れてくる人の声は聞き取りづらく感じます。

周囲の音と混ざってしまい、頭の中で整理できなくなるのです。

これは大人になってから仕事をする中でも困ることがありました。

今の私がしている対策

大人になった今は、自分なりに工夫をしています。

聴覚への対策

職場の許可をいただいた上で、必要なときは聴覚過敏用の耳栓を使っています。

外出先でも音がつらいときは活用しています。

嗅覚への対策

匂いが苦手な場所に備えて、マスクを常に持ち歩いています。

視覚への対策

昔からブルーライト・UVカット機能付きのメガネを使っています。

光の刺激を少しでも減らすための工夫です。

好き嫌いは今でもあるけれど

今でも食べ物の好き嫌いは多い方だと思います。

ただ、子どもの頃に比べると食べられるものはかなり増えました。

当時は周りから、

「何を食べて生活しているの?」

と聞かれるくらい偏食でした。

それでも少しずつ挑戦を続けたことで、克服できた食べ物もたくさんあります。

無理をして食べられるようになったというより、年齢とともに受け入れられる味や食感が増えていった感覚に近いです。

まとめ

子どもの頃の私は、自分がなぜ周りの人と同じようにできないのか分かりませんでした。

まぶしい光が苦手なことも、匂いに敏感なことも、大きな音が怖いことも、「自分が我慢すればいい」と思っていました。

でも大人になって感覚過敏という言葉を知り、「苦手には理由があったんだ」と気づくことができました。

今は自分に合った対策を取りながら生活しています。

すべてを我慢するのではなく、自分に合った工夫を見つけることも大切なのだと思います。

読者へのメッセージ

もしあなたが、

「みんな平気そうなのに自分だけつらい」
「音や匂いが気になりすぎて疲れてしまう」
「好き嫌いが多い自分はわがままなのかな」

と悩んでいるなら、その苦手さには理由があるかもしれません。

私自身、大人になるまで感覚過敏という言葉を知りませんでした。

子どもの頃は我慢するしかないと思っていましたが、今は耳栓やマスク、メガネなどを活用しながら、自分に合った方法で生活しています。

苦手なことを無理に克服するだけが正解ではありません。

自分に合った環境を整えたり、負担を減らす工夫をしたりすることも大切だと思います。

この体験談が、同じような悩みを抱える方や、そのご家族の参考になればうれしいです。

🌸白蜜ゆあについて
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発達グレー当事者「白蜜ゆあ」が、子ども時代から現在までの経験や気づきをやさしい物語として発信。恋愛・仕事・推し活も楽しみながら歩んできたリアルな人生の記録を綴っています。
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