やさしい物語を、少しずつ更新しています。

【発達障害と偏食】中学生になっても給食が苦手だった私|少食と好き嫌いに悩んだ日々

🌸人生の物語

中学生になってからも、私にとって給食の時間は苦手なままでした。

小学生の頃から好き嫌いが多く、食べられないものがたくさんあった私。

中学生になれば自然と食べられるものが増えると思っていましたが、給食への苦手意識はなかなか変わりませんでした。

特に苦手だった給食のメニュー

給食の中でも、特に苦手だったのがレバーや豆類、魚を使ったメニューです。

豆が入った味噌汁なども苦手で、豆の食感が口の中に残ることに抵抗がありました。

魚も独特の匂いや味が気になり、なかなか箸が進みませんでした。

そして、一般的には人気のある揚げパンも、私は苦手でした。

まわりの友だちが喜んでいるメニューでも、私にとっては食べるのが大変なことがありました。

「みんなが好きなものだから、自分も好きなはず」

食べ物に対して、そのように感じるとは限りません。

当時の私は、苦いものや辛いもの、甘すぎるもの、脂っこいものが苦手でした。

味が濃かったり、口の中に脂っぽさが残ったりすると、それだけで食べる気持ちがなくなってしまうこともありました。

小学校よりも多く感じた給食の量

中学校の給食は、小学校の頃よりも量がはるかに多くなったように感じました。

当時の私はとても少食だったため、最初からたくさん盛りつけられている給食を見るだけで、食べる気をなくしてしまうこともありました。

まだ食べ始めていないのに、

「これを全部食べなければいけないのかな」

と考えるだけで、気持ちが重くなっていました。

食べられないメニューがあるうえに量も多いため、給食の時間を楽しむ余裕はありませんでした。

給食を残すことへの申し訳なさや、周囲の目が気になることもありました。

しかし、無理に食べようとしても、すぐにお腹がいっぱいになってしまいます。

食べることは毎日の生活に欠かせないものだからこそ、苦手な食べ物が多いことは想像以上に大きな悩みでした。

家でも好き嫌いが多かった私

給食だけではなく、家でも食べられるものは限られていました。

あとからお母さんに聞いた話では、私の好き嫌いが多かったため、毎日のご飯のメニューを考えるのも大変だったそうです。

せっかく作ってもらっても食べられなかったり、使える食材が限られていたりしたため、家族も困っていたのだと思います。

当時の私は、自分が食べられない理由をうまく説明できませんでした。

ただ「嫌い」「食べたくない」としか言えなかったため、まわりから見ると、わがままに感じられることもあったかもしれません。

けれど、私の中では、味や匂い、食感のどれかが気になると、どうしても食べることができませんでした。

大人になって知った発達障害と偏食の関係

大人になってから、発達障害のある人の中には、偏食に悩む人もいることを知りました。

味覚や嗅覚、食感などの感じ方には個人差があります。

私の場合も、単純な好き嫌いだけではなく、食べ物の味や匂い、食感を強く感じやすいことが影響していたのかもしれません。

もちろん、発達障害がある人全員に偏食があるわけではありません。

偏食の理由や食べられないものも、人によって違います。

それでも、私が食べられなかったことには、自分でも気づいていなかった理由があったのかもしれないと思えるようになりました。

当時は、どうして自分だけ食べられないものが多いのか分かりませんでした。

みんながおいしそうに食べているものを、自分だけが苦手に感じることにも戸惑っていました。

大人になって発達障害の特性について知ることで、過去の自分の困りごとを少しずつ理解できるようになったと思います。

少しずつ減ってきた好き嫌い

中学生の頃も好き嫌いはたくさんありましたが、それでも以前と比べると、少しずつ食べられるものが増えてきたと思っていました。

急に何でも食べられるようになったわけではありません。

以前は避けていた食べ物を少しだけ口にしてみたり、調理方法が違えば食べられることに気づいたりしながら、少しずつ変化していきました。

同じ食材でも、味つけや柔らかさ、匂いによって食べやすさが変わることもあります。

「食べられるか、食べられないか」の二つだけではなく、自分に合った食べ方を探すことも大切だったのだと思います。

偏食は、本人の気持ちだけですぐに変えられるものではありません。

それでも、自分のペースで食べられるものが少しずつ増えていったことは、私にとって大きな変化でした。

今振り返ると、中学生の頃の給食も、私が自分の苦手なことを知っていく過程の一つだったのだと思います。

給食や食事の時間が苦手でも、それは単なるわがままではないかもしれません。

味や匂い、食感の感じ方は、一人ひとり違います。食べられない本人にも、うまく説明できない理由があることがあります。

無理に一度で克服しようとしなくても大丈夫です。調理方法を変えたり、ほんの少し試したりしながら、自分が安心して食べられるものを見つけていけたらいいのだと思います。

私も、すべての好き嫌いがなくなったわけではありません。それでも、自分の感じ方を知り、自分のペースを大切にすることで、少しずつ食べられるものが増えてきました。

同じように偏食や少食で悩んでいる方に、この体験が少しでも届けばうれしいです。

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